合同会社ローカルドア ― 人と組織のコーチング
法人向けコーチングについて
法人向けコーチングでは、組織に所属する対象の方々に1on1のセッションを行うことで、リーダーシップの向上や目標達成への支援を行います。
日々起こる外的環境の変化に対し、組織の経営層やマネージャーは常に大きなプレッシャーに対応しています。コーチングを活用することにより、自己の状態を客観的に理解することで、より質の良い選択や意思決定が可能な状態となることを目指します。
なお、コーチングにおいては、コーチの考え方を押し付けたり指導するのではなく、内省を通じた自主性や気付きを尊重します。これが外的な「答え」を提供することに主眼を置くコンサルティングと異なる点になります。
コーチングを組織内に導入するメリットには、以下のようなものが挙げられます。
-
経営層やマネージャーが、自己の状態や思考のクセにより自覚的となることで、視点を変えて課題に向き合うなど、マネジメントの引き出しを増やしリーダーシップを向上させることができる。
-
守秘義務のある環境下において安全に発言し内省を深めることで、意思決定の質を高めることができる。
-
クライアントとしてコーチングや傾聴を体験することにより、自身が行う部下との1on1の質が向上する。
コーチングのプロセス
私たちは無意識的に、自らの思考の枠の中にとらわれてしまうことがあります。私たち自身をつくりあげる価値観や思考のクセについて、自分ひとりで自覚を持ち対処することは難しく、時に思わぬ袋小路-グルグルと同じところを回り続けてしまうような状態-に陥ってしまうこともあります。
また、そういったクセに由来する反応パターンゆえに、思考の整理が難しくなってしまうことは誰にも起こりえます。不安に押し込まれてベストな判断ができなくなってしまったり、最も自分が望む状態に近づくための選択肢をためらってしまったりと、思わぬ形で感情が飛び出してしまうことも起こります。不本意な状態は、時に無自覚に自らつくりあげてしまうこともあるのです。
そういったあまりエコではない状態に向き合っていくためには、トレーニングを受けたコーチが、”自分の思考の枠の外側”から客観的に何が起こっているのかをフィードバックしていくことが役に立ちます。自らの状態に気が付くことさえできれば、誰しもが自分の力で袋小路を抜け出し、新たな視点に立ち先へ進む力を持っているのです。
この時に重要になるのが、コーチとクライアントの協働関係です。お互いに「どのようにすればより率直な対話ができるのか」について合意を積み上げながら、コーチングの時間がより有意義となるよう、都度話し合いながらコーチングを進めていきます。
またコーチングでは、セッションによって生まれた気づきをどのように実生活に活かすのか、という点を重要視します。 教育理論家のデービッド・コルブの「経験学習モデル」を参考に、コーチングで内省を深めていきながら、それを「どのように実践して試してみることができるのか」までを、セッション内では話しあって合意していきます。
この内省と実践のフェーズを繰り返していくことで、内面的な考え方や思考のクセの変化が定着し、リーダーシップの向上や行動の変化が起こることを目指します。そのため、コーチングは最低でも半年程度の継続を前提とすることが望ましいとされています。
これらのコーチングのプロセスにおいては、一貫してコーチは自らの考え方を押し付けたりしません。「クライアント自身が自らの力でベストな選択をする力を持っている」という前提で関わるのがコーチングの特徴であり、外部からの答えを提供するティーチングやコンサルティングといったアプローチと異なるところです。
法人向けコーチングの実施方式
-
アセスメントを実施し、それを踏まえて、実施目的や対象の方々について合意をしたうえでコーチングをスタートします。
-
ZOOMを使用したオンラインでの1on1セッションを行います。
-
1回あたり1時間です。変化を定着させるために最低でも半年程度、半月~月に1回くらいの頻度でのセッションを継続することを推奨しています。
◎実施の流れ
-
初回ご相談(無料)
-
アセスメントの実施、目的や対象の方々の合意
-
コーチングセッションの開始
-
適宜レポートの作成(※クライアントの守秘義務を維持するため、個々人ではなく全体の傾向としてのフィードバックが原則となります。)
◎料金(税込価格)
-
対象の方お一人の1セッションあたり55,000円(アセスメント及びレポート作成費等を含む金額となります。)
◎注意点
-
対象者の方の人数によっては、複数人のプロコーチでご対応する場合がございます。